2022年5月12日より開始された、スキイチpixiv5月企画「ツノモノガタリ」参加のためのイラストを制作しました。

企画内容

スキイチpixiv5月企画では「角」の生えたキャラクターイラストを募集していました。
参加条件は「キャラクターに角が生えていること」であり、オリジナル・ファンアート関係なく参加可能です。

制作内容

兵庫県姫路市安富町の滝壺群「鹿ヶ壺」の伝説に登場する、大鹿「伊佐々王」を描きました。
伊佐々王は、角は七股に別れ、背中には笹が生い茂り、足には水かきがある化け物鹿です。数千の鹿の群れを引き連れて人里を襲うことを繰り返したため、時の天皇の命で討伐されました。その最後の戦いで、伊佐々王が暴れて谷の大岩に残した穴がいくつもの滝壺となり、鹿ヶ壺の起こりとなったとされています。

付加情報

大鹿・伊佐々王と、山間の滝の風景を描きました。
今回は鹿をメインキャラクターとして描くことから、人間から見た「恐ろしい化け物鹿」の姿より、仲間の鹿たちから見た「頼りがいのある、群れの頭の大鹿」の姿を強調できるよう構図を考えました。

pixiv内での掲載のほか、2023年5月16日（火）より「古民家カフェ　ひまわりの家」で展示させていただいた際には、ご来店の方からご好評を頂きました。

今回は動物側の立場に寄せたキャラクター像となりました。
今後も、同様の動物のイラストを描く際には、イラストの意図・使用・用途など、制作目的を確認した上で制作にあたります。